1回目フロントブレーキキャリパーの清掃と給油
フロントブレーキキャリパーの清掃と給油をするのにまず、フロントブレーキ
キャリパーを車体から外します。
サービスマニュアルを読んでみると
取外し
1)ブレーキフルードを抜く。⇒(参照4A-14)
2)ブレーキフルードが周囲の部品にかからないようにウェス等でブレーキキャリパの
ブレーキホースユニオンボルト(1)を覆う。
3)ブレーキホースユニオンボルト(1)を取り外してブレーキキャリパからブレーキ
ホースを取り外し、ブレーキフルードを適切な容器で受け止める。
4)ブレーキキャリパ(1)を取り外す。
取付け
1)ブレーキキャリパ(1)を取り付ける。
2)ブレーキキャリパマウンティングボルト(2)を規定トルクで締め付ける。
締付トルク
ブレーキキャリパマウンティングボルト(a):26N・m
3)ブレーキキャリパマウンティングボルト(3)および新品のシールワッシャを
ブレーキホースに取り付ける。
4)ブレーキホースユニオンをストッパに当てて、ブレーキホースユニオンボルト(3)
を規定トルクで締め付ける。
締付トルク
ブレーキホースユニオンボルト(b):23N・m
5)ブレーキキャリパを組付けた後、ブレーキシステムからエアを抜く。
⇒(参照4A-12)
6)”ブレーキホースおよびパイプの点検”(参照4A-10)を参照して、ブレーキフルード
の漏れおよびブレーキの作動を点検する。
と書いてありますが、なんか違うので気にせず我流で行きます。
使ったもの
・キッチンマット
・トルクレンチ
・ウエスとボロタオル
・トレー
・工具
・速乾性パーツクリーナー
・メタルラバー
・グリース(写真外)
・使い古しのハブラシ
・キャリパピストンツール
手順としては、
1)間違って部品を落としたりしても転がっていかないようにするため
キッチンマットを敷きます。(今回は、フロントタイヤを中心にキャリパ側が
広くなるように敷きます。)
2)ブレーキホースクランプを外します。
(ブレーキホースをフロントフォークのアウタチューブに固定しているボルト1本)
3)フロントブレーキキャリパを外します。
(フロントフォークのアウタチューブに固定しているボルト2本)
4)ブレーキパッドマウンティングピンプラグを外します。
(ブレーキパッドマウンティングピン脱落防止用の蓋?マイナスドライバーで外す)
5)ブレーキパッドマウンティングピンを外します。
6)ブレーキパッドを外します。
7)ブレーキキャリパー全体にパーツクリーナーを吹き付けて汚れをウエスでふき
取る。
8)キャリパピストンツールでピストンを少しだけ引き出し汚れていたらウエスでふき取ります。
9)ピストンのダストシールに一番近い部分にメタルラバーを吹き付けてダスト
シールとピストンシールに給油します。
10)ブレーキパッドとブレーキディスクにパーツクリーナーを吹き付けてウエスで汚れをふき取ります。
11)外したボルト類の効果を十分に発揮するために汚れを落とし、錆止めのために
グリスを薄く塗りつけます。
12)8)でピストンを引き出し過ぎてると取付けできないので、ピストンを押し
戻してからブレーキパッドをキャリパに取り付けてます。
13)ブレーキパッドマウンティングピンを規定トルク17N・mで締め付け、
ブレーキパッドマウンティングピンプラグを規定トルク2.5N・mで締め付け
(今、持っているトルクレンチは測定範囲外なので何となくで締め付け)ます。
14)キャリパをフロントフォークのアウタチューブに規定トルク26N・mで締め付け
ブレーキホースクランプを締め付けます。
15)12)でピストンを押し戻しているので、ブレーキレバーをにぎにぎしてピストンを
ブレーキパッドに押し出します。
(忘れるとブレーキが効かないで突っ込むことになりますよ!!)
終了